頑固な肩凝りの刺絡治療

[主訴]

頑固な肩凝り

 

[随伴症状]

眼精疲労

後頚部痛

座位時の首肩の痛み

足冷え

爪縦筋

筋肉質

 

夜間頻尿なし

腰痛なし

手の冷えなし

胃もたれなし

胃痛なし

足つりなし

食欲あり

倦怠感なし

 

[経過]

 仕事中に重度の肩凝り

肩が凝ってきて頸の後ろも痛くなってくる

歩いていれば凝りは感じない

寝起きも方がガチガチ

目も疲れやすく視力も落ちてきている

毎週マッサージを受けている 

 

[治療]

肺の補法

肝の補中の瀉法

太衝の瀉法は長めに

奇経灸ー外関・臨泣、申脈・後渓

子午ー合谷

局所ー天柱、風池、肩井の刺絡

 

[考察]

肩の筋緊張が強い

幅5㎜程度の筋が散見される

肩の凝り、痛みを強く訴えるので問診の段階で刺絡を視野に入れる

 

本治で肺と肝を補い奇経灸は胆経と膀胱経

子午は孔最の代わりに合谷

 

伏臥位で局所刺絡

一穴で5滴ほど血を絞り出す

 

上記の治療を2週間で4回施した

凝りはまだ感じるが初診時と比べると大分楽になって喜んでいる

眼精疲労も改善し、目薬を使う頻度が減った

刺絡をすると頸肩周りがすっきりして気持ちよいとのこと

寝起きの痛みも楽になったので更なる改善を期待して通院中