皆さま本日もおつかれさまでございます。
治療中は指先に気を感じます。
普段は、指先がじんわり温かくなったり、吸い込まれたり、締め付けられたり、拍動したり、重くなったりします。
この感覚は経験しないとわかりません。
そして稀に、指先にビリビリくることがあります。
今日はその稀な日でした。
表現が難しいのですが、やさしい、柔らかい電気が鍼に流れている感じです。
だいたい30秒ぐらい。
あれは気持ちいいんです。
ビリビリが気持ちいいのではなく、この不思議な体験が面白くて気持ちいいんですよね。
今この鍼を何かが行き交っている、これが気というものか?
気は目には見えないのであまり実感がないんです。
見える人もいますけど、私は全く見えません 笑
ちなみに拍動というのは指先が脈を打つ感じです。
学生の時に読んだ本にこう書かれていました。
「気が至ると指先に動悸(鼓動だったかな?)を感じる」
これを読んで果たして本当に指先に動悸を感じるか実験してみました。
1ミリも感じませんでした。
例えば、腰に鍼をして、指先に動悸を感じると思いますか?
胸とか、動脈の近くならまだわかります。
でもその本にはあたかも、どのツボでも気が至れば動悸を感じる。という風に書かれていたのです。
で、数年鍼をしてある日その意味がわかったのです。
わかったときに思いました。
「なんでもっと親切にわかりやすく書いてくれないんだろう。性格悪いな」
何がわかったかというと、
動悸というのは患者さんの動悸ではなく、自分の指先の動悸でした。
自分の指先が脈打つんです。
信じられませんよね。
でも本当に脈打つんです。ドクン、ドクン
鍼の話は長くなるのでこのへんでおしまいです。
それではまた明日!
おやすみなさいませ。