虚と実

 

皆さま本日もおつかれさまでございます。

 

私が治療中によくつかう「虚(きょ)」と「実(じつ)」

 

この言葉の意味が気になる方が多いようなので少し説明いたします。

 

簡単に言うと虚とは気の欠損、実とは邪気の充実です。

 

もう少し詳しく、

 

虚とは気の弱り、元気の低下、様々な働き、動きなどの減退、そして経絡のエネルギーの低下をいいます。

 

つまり、抵抗力、免疫力、自然治癒力が低下している状態です。

 

一方実とは、邪気が充実した状態をいいます。

 

邪気が充実していると言われてもよくわかりませんよね。

 

例えば風邪を引いたとき、脈が強く激しくなります。

 

この「強い」「激しい」というのが邪気が充実した状態です。

 

急性の症状や抵抗力がある方に多く見られるのが実の症状です。

 

慢性症状の場合や抵抗力が低い方は脈が弱く虚の状態になります。

 

例えば体力がない方が風邪を引いて微熱や咳が長引いている場合が虚の状態です。

 

同じ風邪でも実と虚の違いがあるということです。

 

実の場合は邪気を抜く治療が必要になりますし、

 

虚の場合はエネルギーを補う治療に重点が置かれます。

 

鍼灸院には症状が慢性化して来院される方が多いので虚の症状が多くなります。

 

なかなか面白いですよね。

 

私は免疫力がかなり強いので風邪を引いても実の症状を表して一晩で治ります。

 

実の症状とは高熱などの激しい症状です。

 

身体に病気と闘う力があるので症状も激しく出てすぐ直るというわけです。

 

 

 

写真は近所の歩道の赤い実

 

クリスマスのようですね。

 

今年のクリスマスは何して過ごそうかな。

 

皆さんはクリスマスケーキとかシャンパンとか買うんでしょうか。

 

私は、、、おそらくクリスマスケーキとシャンパンを買います。

 

世間の流れに流されます。

 

それではまた明日!

 

おやすみなさいませ。