普段、治療院の窓から私が見えても、
特に反応しないブラウン。
しかし、お腹がすいているとき、
彼女(たぶんメス)はゆったりと近づいてきます。
前足を若干交差させながら、上品に、近づいてきます。
そして窓から2mぐらいのところで立ち止まり、
前足をきちっとそろえて、お尻を地面につけ
椅子に座っている私を、申し訳なさそうに見つめるのです。
「本当に申し訳ございませんが、お腹がすいているので、何か少しいただけませんでしょうか」
それも、じっと見つめているわけではなく、
たまにうつむいて
「はぁ、、、今日もダメかしら、、ひもじいわ」
ものすごい演技力なのです。
それで、うちの煮干しはほぼ、彼女の胃袋に吸い込まれていくのです。
今日も、治療が終わって患者さんを見送るタイミングでやってきました。
窓の外から、こういう風に見つめてくるのです。
ただただ見つめる。
あげますよ。
癒されている分はあげますよ。
もう2年あげ続けているのに触らせてくれないのはちょっと納得いきませんが、
治療のパワーをもらっているのは事実ですからね。
彼女を見ると、少し力が回復する不思議。
明日もどうぞよろしく。
おやすみなさいませ。