むくみに越婢加朮湯

 

むくみは皆さんご存知のとおり、足が太くなったり、顔が大きくなったりすることですが、

 

自汗と小便不利とはなんでしょう。

 

自汗：何もしないでも汗をかくこと。特に何もしていないのに、身体を触ると汗のべたつきを感じれば、それは自汗です。

 

小便不利：小便が出ないこと。

 

つまり、むくみがあって、体が汗でべたつき、小便がなかなか出ない。

 

という症状に越婢加朮湯が効きます。

 

上記の症状は様々な疾患に見られます。

 

例えば、

 

①腎臓炎

 

②ネフローゼ

 

③心臓不全

 

④関節リウマチ

 

などです。

 

しかし、上記の疾患と診断されても、むくみ、自汗、小便不利がない場合はあまり効果は期待できないのでご注意ください。

 

効能は前回の越婢湯とにていますが、

 

越婢湯より小便不利の症状が強い時に用いるとよいでしょう。

 

越婢加朮湯の朮に利尿作用があります。

 

ちなみに越婢加朮湯の構成生薬である麻黄と石膏は自汗を止める効能があります。

 

 小便が出なくてむくみに悩まされている方は是非一度お試しください(^^ゞ