黄疸、心窩部不快感、便秘にインチンコウトウ
茵蔯蒿湯は胃腸に熱があるときにつかいます。
黄疸の症状が出ているときに使うことが多いです。
黄疸とは、身体にビリルビン(赤血球の主要構成物の一つ)が過剰にあることで眼球や皮膚といった組織や体液が黄色く染まった状態。
黄疸の他には、じんましん、皮膚のかゆみ、口内炎、子宮出血、胸部不快感、不眠等にも処方されます。
東洋医学的には、
胸部の不快感、口が渇く、便秘、小便が出ない、めまい、頭部の汗、裏(体内)の熱、脈緊(緊張した脈)などが認められると処方されます。
<茵蔯蒿湯を構成する生薬の効能>
- 茵蔯蒿 消炎、利尿作用。内部の熱をとる。
- サンサシ 消炎、利尿作用。
- 大黄 消炎作用。